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座頭市 THE LAST

5月のことは5月のうちに…のつもりが、既に6月も後半(汗)。

「座頭市 THE LAST」公開初日の5月29日に朝イチで観て来ました。客層は年配の夫婦、おばさんの二人連れ、一人で来ているおじさん、おじいさん、多し。中年、壮年メイン。主演の慎吾と同年代はいませんでした。
この映画は娯楽時代劇ではありません。ところどころ、くすっと笑えるシーンもあるけれど、もっと深くて、重くて、切なくて。とてもとても”娯楽”なんかじゃないですよ。(カツシンのは娯楽ね)市の殺陣も、従来の踊るようなチャンバラではない。生きるため。殺されないため。あれを目を閉じたまま、やり遂げた慎吾は凄い。

もしかしたら、今、この時代に座頭市をやる必要はなかったかもしれない。お年寄りは過去のカツシンで刷り込まれた座頭市が生きていて、今回も興味を持ったのだと思うけれど。でも、これだけは言える。慎吾は全身全霊で市になっていました。愛したタネさんとは無残に別れ、盲目で、ぼろぼろで、哀しくて、美しくて。こんな慎吾が映像で残ってくれたことに感謝したいくらいです。
(神がかりな慎吾は「新選組!」”流山”のラストシーンで、はっきり映像になっています。俳優としての特別なパワーがきちんと形になるのは本当に嬉しいし、素晴らしいこと。あの宗教画のような美しさは、一生忘れられません)

映画全体としては、ちょっと理解できない場面もありました。天道との斬り合いで瞬間移動するのはなぜ〜地震も必要だったかなぁ〜最後にぶすっと刺す彼も誰だったか?一回観ただけだと、ちょっと分かりにくいのですよ。

カトリシンゴという俳優は、これからが楽しみ。彼は年齢を重ねるにつれて、クセのあるアクの強い俳優になっていきそうな気がします。その片鱗はアイドルの顔しつつも既に見え隠れし、実際に座頭市の役が来ることが明らかな証拠というわけで。
以前「笑っていいとも」にネジネジマフラーがトレードマークの俳優・N尾A氏が登場したとき、慎吾が「将来、年を取ったらN尾さんみたいになるって言われます」と言ってましたね。N尾さん、S藤K市さん、K賀T史さんとか、ちょっとね、アクの強いタイプね。将来、慎吾の芹沢鴨が見たいワタシ。
 

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